フォアハンドストロークの極意を運動の原理から考える

フォアハンドストロークは、テニスの中でも特によく使われるショットです。フォアハンドが安定していることで、不安なくゲームを進められますし、また強いフォアハンドを打つことができれば相手に対して優位に立つことができます。
この記事では、特に運動の動作に関する理論や考え方を参考にしながら、フォアハンドストロークをマスターするためのポイントについて考えていきたいと思います。

フォアハンドストロークの鍵となるポイント

フォアハンドストロークに関連する要素をいくつかに分けて整理します。まず1つ目はフォアハンドストロークの「グリップ」そして「スイング」、続いてそのスイングや振り方をボールが来た時に実現するようにするための「打点」、そしてゲームではボールを思い通りの場所に打つための「コントロール」、そして、相手に優位に立つための「強いボールやスピン」の4つの観点で解説していきます。

グリップ

フォアハンドを打つときのグリップについては、様々な意見や考え方があると思います。本サイトでは、あくまで運動の原理から考えたときに、どのようなグリップが適切なのか、考えてみたいと思います。

「スイング」の項目にも記載していますが、ラケットを振り、ボールを打つ動作というのは、体で生み出す力をラケットに伝えて、その力がボールに伝わるようにするものであり、それをよりスムーズに無駄なく発揮できるようにすることが大事です。

その時に、ラケットのスイングスピードが速い方がボールに伝えられる力が増しますし、ラケットが自由に動くことができれば、様々な動きを生み出して、スピン等の回転をかけたり、フラット気味のスピン等も打つことができます。

そのようにして、動きの原理を考えた時に、道具であるラケットと体との接点であるグリップは大切なポイントにとなり、グリップによって、ラケットの動きが制限されたり、動きがおさえられてしまうと、うまくボールが打てなくなってしまいます。
グリップのポイントは、握りの強さ、握り方、面やラケットの動きの感覚が感じれること、がポイントになります。

スイング

フォアハンドに限りませんが、テニスのようにラケット等の道具を使って行う運動は、道具の動きと体の動きをいかに連動させ、力を協調させて発揮するかがポイントになります。

身体とラケットを協調させて、最大限に力を発揮し、かつ、自由にラケットが動けるようにするためには「力を抜くこと」がポイントになります。スイングする際には、ラケットを強く握らず、腕をムチのように振り回す「デンデン太鼓」のイメージを持ってスイングしてください。その際に、ラケットが振り回される力を感じて、その力を利用して振るようにしていただくと、道具であるラケットと体の動きを協調させる感覚を養うことができます。

<参考>
きれいなフォームで打てるようになる方法

打点

テニスにおいては、相手から打たれたボールに対して、自分の打点で、自分の間合いで、自分のフォームで打つことができれば、自分のボールを打つことができ、自分がゲームをコントロールできる可能性が高くなりますが、それができないと、自分のスイングができないので、コントロールできず、相手にゲームを支配されてしまうことになります。

ですが、相手はこちらの都合の良いスイングをできないようにボールを打ってきます。そのボールに対して自分のスイングをするための鍵が「打点」です。ボールがバウンドした瞬間には、打点に移動して構えを完了し、ボールのバウンドを見ながら、ムチの感覚のスイングでそのボールを打つことで、「自分のボール」にして打つことができます。

正しい打点に入るためのポイントは、「ボールの軌道予測」「スプリットステップ」「移動方法」「軸足のセット」「間合いの取り方」がポイントになってきます。

<参考>
テニス上達のカギ:打点の距離とタイミングを克服する方法
テニスの打点を安定させる方法

ボールのコントロール

相手が打つボールに対して、自分のスイングができるようになってきたら、今度はそれを自分の思い通りの場所にボールをコントロールしましょう。相手のいない場所や相手が自分のスイングをしにくい場所にコントロールすることで、こちらの優位にゲームを進めることができます。

ボールのコントロールをしようとする時に大切になってくるのは、面の向きや力の伝える方向のコントロールと、スイングスピードとを両立させることになります。コントロールをしようとしたときに、道具であるラケットの向きやスイングの方向をコントロールしようとするあまり、手先の力でラケットを操作しようとしてしまいがちです。

ですが、ムチのような動きで動いてきたものは、それ自体に動こうとする方向があるので、もしもその方向と異なる方向に動かそうとすると、ムチの力を損ないながら、スイングの方向や面の向きをコントロールすることになってしまいます。

フォアハンドの面の向きや力の伝える方向のコントロールと、スイングスピードとの両立をするために、面の向きを常に感じながらスイングし、そしてスイングの方向と打ちたい方向が一致するように調整をすることがポイントになってきます。

強いボールやスピン

さらにレベルがあがってくると、フォアハンドストロークで強いボールやスピンのボールを打つことで、ゲームを優位に進めることができます。
コントロールを高めていく中で磨いてきたスイングスピードとラケットのコントロールをさらに改善していくことで、強いスピンや威力のあるボールを打つことができます。それらを生み出すために大切な感覚が、二重振り子の感覚です。スイングをする時にムチの感覚が大切なことはお伝えしました。このムチの動きをさらに最大化するのが、二重振り子の感覚です。この感覚を掴むと、ラケットのスピードを最大化することができると同時に、様々な動きを生み出すことができ、強いボールやスピンを自在に打つことができるようになります。

結論

フォアハンドストロークが武器になると、試合運びが大きく変わってきます。まずは一つずつ取り組んで改善してみましょう。改善を試みる時は、取り組んでいることの本質が何かを常に確認しながら取り組みましょう。大切なこと、ゴールは何か、を常に意識して取り組むことで、武器になるストロークが手に入ります。

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